最近読んだ書籍で、すごく考えさせられた書籍についてご紹介させていただきます。
ブログを書くにあたって参考になるエピソードが満載なのでよければ読んでみてください。
その書籍はタイトルにあります通り、影響力の武器という本です。
この本は再版を繰り返し、2014年の第三版が最新の書籍となります。
この本を読んで思うことは、私たちの行動がいかに社会で操作されているか、ということです。
自分の意志で選択したと思っていることも、まんまと企業の思惑に引っ掛かっていたり、
自分の判断が正しい とか、絶対騙されない、 と思っていても、うまく誘導されていることが世の中には溢れているということです。
いつの間にか、自分で気が付かないうちに誘導されて行動されていることって実は多いのです。
例えば、詐欺で大金をとられるということは、そうそうないとおもいます。
でも、客観的に見たら無駄な消費や、身近な人とのコミュニケーションで「ん?騙されてる?」と違和感を感じることってありますよね。
違和感を感じた後はその出来事が気になって、のどに何かがつかえた感じになります。
騙された、とまではいかないけど、なんか納得していない自分がいるっことに気が付いたときって、自分が悪いのか相手が悪いのか、腑に落ちるまで時間がかかってしまうこともありますよね。
そういうことは、社会科学で説明がつくことなんだとわかって、人間関係もなんだかスッキリした気がします。
この本は身近なエピソードで分かりやすく綴られた書籍ですが、
私自身も、この本を読んで思い当たるエピソードが二つありました。
一つ目のエピソードです。
知人に、優しくてたまにちょっとしたプレゼントをくれる、誰からも愛されるようなおばさんがいます。
私も良くしてくれるそのおばさんに心を許し、いろいろと話を身の上話をするようになりました。
親身になってくれる優しいおばさん。
ちょっとした違和感を覚えながらも、自分に対して温かい言葉をかけてくれるその方に疑いの気持ちはありませんでした。
そして、仲が良くなり半年ほどたったころでした。
缶ジュースをおごってくれながら、見せてくれたのは某信仰宗教のカードでした。
きっと、私の身に起こったことの話を聞いて、良かれと思ってお誘いいただいたのだと思います。
私は違和感の正体がわかったものの、目の前にいる優しいおばさんとの関係を壊したくなかったため、しばらくどうしようか悩みました。
改宗するつもりはありませんでしたが、宗教の行事について行こうとしていた時でした。
妹になんとなく話をしたところ、ばっさり「やめなさい」と斬られ。。。
お付き合いでちょっと、顔を出すだけ、と思っていましたが、そのちょっとが永遠に続くお付き合いになるところだったと今では思います。
二つ目のエピソード。
こちらは、同年代の子供がいるママ友さんとのエピソードです。
そのママ友さんは、明るく美しく歳もだいぶ下で、家も綺麗にしており、自慢のママ友でした。
会うたびに色々ごちそうになり、いつも恐縮しながらこちらも細々と何かを贈りあったりする中でした。
子供ができる前から知り合いでしたが、同年代の子供ができてより親しくなりました。
そんなこんなで、数年たったある日。
化粧品のマルチ販売を始めて、友達たちみんな買ってくれているとの話。
その時も例のごとく、お茶菓子をいただき、いつもごちそうになっていて悪いな~という気持ちがある私。
きっと、今までの私なら、お試しだけ、と試して、まあ、悪くないな、とその化粧品にどっぷりはまっていたことでしょう。
しかし、その時には影響力の武器を読んでいたので、あ、これが影響力の武器か、と冷静になれました。
影響力の武器はうまく使えば、相手を説得する材料になったり、稼ぐために得をすることが出来ます。
しかし、危険な武器にもなりえることを意識しなくてはなりません。
無意識に影響力の武器を身近な人に利用してしまっているかもしれません。
そして、知らず知らずのうちに、お金や地位、名誉などを失うこともあるかもしれません。
影響力の武器のことを頭の片隅に置いておくだけでも、これからの人生に役立ってくれると思います。
物事の視点のとらえ方として、大切なことを教えてくれる、影響力の武器、ぜひ読んでみてください。
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