今回は最近ちまたを騒がせている円安について考えてみたいと思います。
そもそも、円安ってどういうことなのか。
円安にはどのように対応したらいいのか。
小耳にはさんでおいて損はないお話をさせていただきます。
円安の間に投資について考えみましょう!
早速ですが、ここ最近の、大幅な円安はアメリカの利上げが要因です。
ではなぜ、アメリカが利上げすると円安になるのでしょう。
利上げとはその名の通り、金利が上がることです。
みなさんが、銀行を選ぶときってどんな条件で銀行を選びますか?
選ぶ際の重要ポイントとして金利があると思います。
通貨を選ぶときのポイントも同じで、金利が高い通貨を保有すると、金利の恩恵が受けられます。
そのため、安定な通貨の中では、より金利が高い通貨が買われます。
今回のように、米ドルの金利が上がった場合、米ドルを買いたい、となりますよね。
そんな時は保有している通貨を売って、米ドルを買うと思います。
たとえば、円を保有している人が米ドルを買う場合は、円を売ってしまうことになります。
そして、売られることによって、円の価値が下がり円安へとつながります。
では、このままどんどん円が売られてどんどん円安になるか、と言われればそんなことはありません。
これまでの歴史から見て、ここ数年間は円安の天井は130円程と言われており、130円以上は上がらないとみられています。
なぜ、そんなことがいえるのか。
それは、円安は、日本にとっては外国通貨が高くなり、外国通貨を買いにくくなります。
でも、諸外国にとっては円がお得になっているということですよね。
そのため、円が安くなりすぎると、他の国から割安になった円が買われる動きが起こります。
今回のように、米ドル金利が上がる理由で進む円安は特に天井は見えやすいです。
日本に非がない限り円安が進むことはありません。
また、たとえ日本に非があったとしても、異常な円安は輸出貿易に大きな影響を与えてしまいます。
そのため、国家が介入する場合もあり、通貨は調整が入るので、超円安にはならないようになっています。
では、ここで投資全般の考え方について、少しお話させていただきます。
まず、投資のポイントは、『購入時期の見極め』と『放置』です。
この二つのポイントを押さえた私は、今のところ損を出したことはありません。
今回の円安の際の投資の場合について、ご説明させていただきます。
私は自分の中で、「110円を超える円高」になったら、米ドルを購入すると決めています。
このように、自分の中で基準となる数字を決めておきます。
もちろん社会情勢によってその数字は変わります。
でも、日経平均と為替は、大きな出来事が起こっても、だいたいのレンジの中で動きます。
その大体のレンジを頭に入れておけば、買い時が見えてきます。
私がこれまで見てきた、投資の失敗例の多くは、溢れる情報に惑わされて、焦って売買をしてしまうことです。
ある程度の指標以外はシャットアウトして自分の基準を大切にします。
では、レンジを決めた後に、実際何を買うかについてです。
私が購入する外国通貨の商品は、債権やMMFです。
あまり一度に購入すると、自分の想定レートが崩れると怖いので、110円を切るたびに10万~20万円ほど追加しながら投資しています。
そして、今のような円安が来たときに(130円くらいで)MMFを解約します。
売却前には、為替差益を計算することもお忘れずに。
その時に、あまり利益がないとまだ円転を見送った方がいいかもしれません。
投資のポイントは、先ほども述べましたが、静観です。
無駄に売り買いをしないように、客観的に判断して、ただ手続きをするだけのイメージでお金を動かしましょう。
じーっと相場を見続けて、上がり下がりに一喜一憂してしまうのは一番ダメです。
購入後は少なくとも1か月は放置して忘れましょう。
放置しながら、たまにニュースで指標を見て、自分で決めた利益に近づいたら、売却に向けて準備をしてください。
自分の中で、この水準にきたら買う、これだけ儲けたら売る、と数字だけ決めてシステマティックに行動する。
では、最後に結局『今回の円安では、何をしたらいいのか。』です。
結論をいうと静観です。
ただし、何もしないのではなく、円安の渦中では経済はどのように動くのか、監察してください。
おすすめは、毎朝5分間でもモーニングサテライトや新聞で動向を見聞きすることです。
素人は特に、円安の今は投資商品を買うタイミングではなく、勉強をするタイミングと心得ましょう。
そのように、割り切って行動することも、高値掴みしないで儲けを出すコツです。
近い未来に絶対来る円高で、商品を更新し、売り抜けるよう、作戦をたてましょう!!
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