【投資の裏技】税金編

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今回はFPらしく、投資をした際に税金でお得になる方法を2つ伝授いたします。

まず、一つ目は言わずと知れたNISA関係。

NISAについては、よく制度が変更になるので、現在はどのような制度になっているか確認しながら買い進めることが大切です。

上限金額や期間の変更や、投資できる商品が細かく分類されるようになるなど、重要な点が変更になることもあるので要注意です。

NISAといってもいろいろ種類があり、家族がいらっしゃる方は、家族の人数に応じてNISA口座を開設することが出来ます。

例えば普通のNISAは主人の口座、積立NISAは自分の口座、子供用にジュニアNISA、などです。

ちなみに、NISA制度は期限があります。

それぞれのNISAによって期限が異なりますが、延長になることもあるので、その辺も注意深く見ていきましょう。

ジュニアNISAは近々終了しますが、個人的には焦ってジュニアNISAを始める必要はないと思います。

ジュニアNISAは一度購入した商品は子供が成人になるまで解約ができません。

そのため、売り買いしてなんぼのNISAにおいてはうまみがあまりないのです。

子供のためになんとなく始めた方がいいと思っている方も多いかもしれません。

よく行く銀行やテレビやネットや雑誌でジュニアNISAを勧められるのでなんとなくマインドコントロールされてしまいますよね。

でも、先ほど述べたように、節税の効果は少なく、子供の教育資金をためるにしてはリスクもあります。

貯金と同じではないので、解約時(数十年後)の資産がどのくらいになっているか読みにくく、中途半端な位置づけになっています。

お金持ちの方の節税対策にはなるかもしれませんが、相続を考えておらず、子供の資金のためにと考えているだけの場合は、特に開設する必要はないと思います。

ジュニアNISAはこのようにあまりお勧めしませんが、普通のNISAと積立NISAはとても節税になるので、旦那さん分と自分の枠でなるべく毎年、購入上限まで購入したいものです。

お金の価値、という話でいうと、物価はお金の価値よりあがってきています。

ということは、お金の価値は相対的に下がってきています。

そのため、今の100円は将来の100円と同じではないのです。

昔は、貯金に利息が多くついていたので、貯金をしておけば、お金を持っているだけで、価値は維持が出来ました。

しかし、利息が付かない昨今は、ただお金を貯金しておくだけでは、資産が目減りしていると考えなくてはなりません。

そのため、私たちはお金を動かすことによって、資産を増やさなくてはなりません。

少々面倒な世の中になってしまいました。

しかし、その貯金の時代より、今のほうが格段に株や投資信託の運用が安定してきました。

貯金さえしておけば大丈夫、という頭をシフトして、貯金はもったいないという考えに変えましょう。

話がそれてしまったので、節税の話に戻します。

二つ目のおすすめ節税テクは損益通算です。

確定申告の話になるので、難しい!と思われるかもしれません。

でも、最近の確定申告はとても簡単になってきました。

面倒に考えずに、株や投資信託で損が出た際に、気軽に確定申告をしてみてください。

さっそくですが、損益通算とは株や投資信託の売買の際に、損が出た場合、益の分の利益と相殺ができるというものです。

そのため、損している株や投資信託が出てきてしまった場合でも、利益が出ている投資信託を売る時に一緒に売ってしまえば税金がお得になるという制度です。

さらに3年間繰り越して相殺することが出来るので、必ずしも全ての売買を同じ年に損益通算しなくてはならないということではありません。

もちろん、損益通算の前提として、損が出る、という話になります。

損、と聞くとネガティブなイメージがありますよね。

しかし、投資というのは多かれ少なかれ損がつきものです。

そのため、損が出た場合も想定して、自己資産トータルで儲けを増やすイメージを持つことが大切です。

お金を動かして増やすには損もつきものなので、そこをどうカバーするか、という話なだけです。

損を出さないことに越したことはありませんが、損益通算を味方につけると、たとえ損が出てもプラスマイナス0にできる、と気持ちが(実際に懐も)楽になりますよね。

損益通算という制度を知らないと、利用もできません。

税金対策は先方からはやってこないので、知識として知っておく必要があります。

ちなみに、注意点はNISAと併用が出来ない、ということです。

よく考えてみると、税金がとられていない儲けと相殺ができるなんておかしな話ですよね。

でも、ついついNISA口座だということを忘れてて、相殺できると思い込んでしまうこともあります。

NISA口座の売買は損益通算できる口座とは別、ということは頭の中に入れておきましょう。

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